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下痢や便秘、腹痛の過敏性腸症候群!タイプ別症状と治療法、原因。知っておくべき3つのこと

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下痢や便秘、腹痛が慢性的に見られる過敏性腸症候群

こんな症状ありませんか?

□ 過去3ヶ月の間に月3回以上、おなかが痛くなったりする
□ おなかの痛みや不快感は、排便するとマシになる
□ 便の回数がいつもより増えたり減ったり安定しない
□ 便がいつもより柔らかくなったり、硬くなったりする

上記3つ該当すると、過敏性腸症候群の可能性が高いです。

日常生活に大きな支障をきたす病気

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群(IBS)は、便秘や下痢などの便通異常を慢性的に繰り返す病気です。

腹痛やおなかの不快感がつねにあって、突然、腹痛とともに激しい便意が襲ってきたいするため、通勤途中の電車では焦って、トイレを探したり、試験前に急におなかが痛くなって、集中できなかったり、大事な会議やプレゼンの前になるとお腹が痛くなる、こうなってくると日常生活で支障が出てきます。

こういう人は通勤途中、どこの駅にどの場所にトイレがあるのか把握している人が多いです。
朝は、どこのトイレも混雑しますからね。

排便するとすっきりと症状が軽減されるのが、過敏性腸症候群の特徴です。

排便で痛みが解消されますが、またいつ腹痛になるか。。。ビクビクして、ストレスになり、不安がつきまといます。

また、トイレに行くことを考えると、食べるのもちょっと、と食欲不振になっている人も少なくありません。

症状によって、下痢型、便秘型、混合型など3パターンがありますが、男性は、下痢型、女性は、便秘型が多い傾向です。

過敏性腸症候群の治療をしない人がほとんど

私もその一人でした。

日本には、約1200万人の過敏性腸症候群患者がいると言われており、5〜10人に1人の計算です。

消化器官の病気の中でも最も頻度が多いと言われています。

年齢別でいくと、10〜30代と比較的若い世代に多いのも特徴の一つです。

インターネットで調査した結果を見ると、実際に症状があってもそれが病気だと思っていない人が大半で、約8割の人は、治療を受けていません。

過敏性腸症候群を放置したから、といって、重大な病気にかかる、ということはありませんが、腹痛や下痢、便秘などの不快感がつねにある状態は、精神的には良い状態とは言えません。

深刻な状態が続くと、うつ病に相当するくらいになるとも言われる程です。

この事例を見て、私は、過敏性腸症候群かも!と思ったら、すぐに消化器官専門の病院を受診しましょう。

過敏性腸症候群は、病院検査では異常が見られないため、ほとんど問診です。

ただし、女性に多い大腸がんでも、どうようの症状があるため、他の病気の可能性がないかどうか、大腸内視鏡検査などでチェックすることもあります。

大腸内視鏡検査は、受けるにもちょっと抵抗が、という人はかなり多く、症状がないのに、やるのは・・・という人が多いのですが、腸の不調があるときは、検査を受けるチャンスがきた、と前向き捉えましょう。

最近は、器具も発達しており、内視鏡の管が柔らかく、腸に当たらりにくくなっているのでそれほど痛く感じなくなっているようです。

がんなどの病気もその場でほとんどわかるので、不安が取り除かれ過敏性腸症候群の症状が改善する場合もあります。

昔は、医療機関で診察を受けても、気のせいでは?、と言われることもありましたが、今は違います。

医師の間でも、過敏性腸症候群への認識が広まり、症状を訴えると、それに応じた治療が受けられるようになりました。

過敏性腸症候群は症状によって4つのタイプに別れる

1.便秘型
硬く固まった便やうさぎのふんのようなコロコロした便が多いタイプ

2.下痢型
形のない泥のような便や水のような便が多いタイプ

3.混合型
便秘と下痢を繰り返すタイプ

4.分類不能型
どのタイプにも分類できないタイプ

過敏性腸症候群の治療に使われる6つの薬

1.セロトニン3受容体拮抗薬

腸内のセロトニンの働きを抑え、腸の運動異常や痛みに過敏になった状態を改善。

2.高分子重合体
腸内の水分量を調節。
下痢のときは水分を吸収し、便秘のときは水分を増やすので、便秘にも下痢にもOK。

3.乳酸菌製剤
腸内の乳酸菌を増やして、腸内細菌のバランスを整えます。
便秘のときに活用

4.消化管運動調節薬
消化管の動きを活発にしたり、抑制したりします。
便秘にも下痢にもOK

5.下剤
腸の動きをよくするタイプと、便を柔らかくするタイプがあります。
便秘のときに使用

6.抗コリン剤
腸の過剰な運動を抑える。
下痢のとき

過敏性腸症候群の原因は?

現代病ストレス

過敏性腸症候群のはっきりとした原因は、今だにわかっていません。

しかし、これかも?と思われているのが、

ストレス

です。

脳が不安やストレスを感じると、その信号が腸に伝わって、腸管の粘膜からセロトニンというホルモンが過剰に分泌されます。

過敏性腸症候群になると、脳からのストレスの進行が腸に伝わりやすく、腸の動きが過剰になったり、痛みをより感じやすくなることが指摘されています。

さらに、最近では、過敏性腸症候群と炎症性疾患との関係が注目されています。
食中毒の原因となるサルモネラ菌などに感染し、軽い炎症が残っていて、軽度な免疫異常を起こしているという考え方です。

実際に、過敏性腸症候群の患者は潰瘍性大腸炎などの炎症整腸疾患を持つ割合が非患者と比較して10倍も高いことがわかっています。

過敏性腸症候群は、現在日常的に病院で行われている検査では異常があらわれまえsんが、炎症や免疫異常などをチェックすることで、将来的にはより科学的な診断方法が確立される可能性が高くなっています。

過敏性腸症候群で知っておきたい3つのこと

病院

我慢せずには早めに医療機関へ

便秘や下痢を病気と思わず、市販の薬などで対処している人がほとどです。

ふだん、よくある症状でも、長く続く場合には病気の可能性を考えて、早めに医療機関にかかりましょう。

我慢は禁物です。


適度な運動は腸の健康に効果的

腸の健康に運動と聞くと意外かもしれませんが、ウォーキングなどの適度な運動は、過敏性腸症候群だけでなく大腸がんの予防にも効果的です。

無理のない適度な運動は、ストレス解消にもtながり、心と体の両方にプラスに働きます。


効果の高い新薬が登場

現在、男性の下痢型のみに新薬が登場していますが、海外では女性にもすでに使われており、日本でも今後、発売される予定です。

過敏性腸症候群のち療法はどんどん進歩しており、今後に期待が持てます。

過敏性腸症候群の新たな治療法が登場

過敏性腸症候群の治療は、まず食事や運動などライフスタイルの改善から始めます。

腸の病気というと、まず最初に食事のことが頭に浮かびますが、大切なのは、食事よりもむしろ運動です。

適度な運動は、腸の動きを改善させる働きがあり、大腸がんの予防にも効果的であることが、数々の研究結果で明らかにされています。

特別な運動をする必要はなく、ストレッチやウォーキングなど、適度な運動を毎日の生活の中で無理なく行うようにしましょう。

気分転換や、ストレスの解消にもつながります。

食事は、私たちが普通に心がけている程度に気をつければ、それほど神経質になる必要はありません。

例えば、下痢のときには更新料や冷たいもの、脂っこいものは避けます。

乳製品やアルコール類も、下痢のときは控えたほうがよいでしょう。

便秘のときは、水分をたっぷりとって、食物繊維豊富な野菜や雑穀を混ぜたご飯などをとりましょう。

過敏性腸症候群の薬物療法は、2008年に新薬のセロトニン3受容体拮抗薬(イリボー)が発売されたことで、急激に進歩しました。

腸内でのセロトニンの働きを抑え、腸の運動異常や痛みを感じやすくなった状態を改善させるもので、高い効果が期待できます。

ただし、残念ながら、この薬は、臨床試験の結果、当面使用できるのは男性の下痢型のみです。

今後女性への活用も期待されています。

このほか、症状に合わせて、腸内の水分量を調節して、便をちょうどよい硬さに保つ高分子重合体、腸内の乳酸菌を増やして腸内環境を整える乳酸菌製剤、消化管の働きを調節する消化管運動超節約、腸の運動を活発にしたり便を柔らかくしたりする下剤、腸の異常な運動を抑える抗コリン剤などが処方されます。

過敏性腸症候群は病気の原因解明も進み、新しい治療法も今後はどんどん出てくるでしょう。

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